こんばんわ。流浪の地元駅「流浪の下高井戸駅」倶楽部の時間です。
この話題は一度終わらせたつもりですが、続いてしまいました。
桜上水Confidentialさんの流浪の下高井戸駅より。
世田谷線の山下は、同じ赤堤村ではあるが、前田とは別の字になるので、この仮線でいう前田は、現在の赤堤通りの踏切付近のことと推測する。
なるほど! あのあたりですか!
下高井戸駅北口駅前には、下高井戸駅前市場がある。
この建物の建設がいつであるかは、調べていないのだが、この駅前市場の線路側建物と、日大通りとの間に、駅前市場に属さない土地があって、ここには、今居酒屋が建っている(以前にも何かがあったはずだが、とんと記憶にない)。
さてここが本題です。
実はこの場所に注目していました。しかし、別の切り口です。異なる切り口から同じ場所への注目があり得ることは脈あり?
私が考えた根拠は、下高井戸市場と線路の隙間に存在する細い道です。以前にも話題にしたことがあるような気がしますが、ここは奇異です。
- 地図上では公道/私道として扱われていない
- しかし、誰が通っても良いらしい。実質的に道路扱い?
- 下高井戸市場の裏の作業場的な用途にも使われている
つまり、「道路のようで道路でない。市場の作業場のようで作業場でない」という極めて曖昧な存在なのです。
この場所を、旧下高井戸駅ホーム跡と解釈すると、実はすっきり説明が付きます。
- 路面電車的な低いホームはおそらく通り抜け可能であり、元々地元民のショートカット道路的な位置づけもあっただろう。つまり道路のようで道路でない
- 従って、駅廃止後もその土地が「通り抜け可能」として残された可能性はあり得る
- しかし、高速運転を想定して複線の線路間隔の拡大等の改良を行えば、ホーム跡地の土地は削られて細くなるかもしれない
- その結果、通り抜けには使いにくい細い空間が「通り抜け可能だが道路ではない」状態で残存するかもしれない
- 人通りの少ないこの場所を市場が便利に作業場として使うことはリーズナブルだろう
この解釈が正しければ、下高井戸駅旧上りホーム位置はおおむね特定できます。
感想 §
複線化当初の上りホームに関しては、おそらくここしかあり得ず、どのように証拠を固めていくのかという段階だと思います。その点で、桜上水Confidentialさんの指摘も私のアイデアも、それを補強する材料の1つになる(かもしれない)ものです。
しかし、下りホームは分かりません。実は下りホームは日大通り東側にあった、という可能性も(個人的には)捨て切れていません。